1.テレワークでの業務把握が困難
テレワークにより、従業員がしっかり業務をしているのか?どんな業務をどの程度実施しているのか?ある社員に負荷が集中していないか?など、オフィス内にいればなんとなく把握できたことが、テレワークでは全く把握できない状況です
ただ、技術の進化は目覚ましく、パソコンの操作ログにて、業務把握が一定できるようになっており、ここではツールをいくつかご紹介させていただきます

2.代表的なツール
2-1.端末管理の仕組みから発展 (SKYSEA Client View,SS1)
SKYSEA Client View,SS1といった、端末管理の仕組みが入っている企業は多いのではないでしょうか。元々の狙いは、端末の資産管理、端末にインストールするアプリの制限、アクセスするURLの制限、社員の不正行動防止といったところでした。ただ、操作ログを取得していることから、業務の可視化も可能です。既に導入済みの企業では、追加費用が発生しないことから、まずはここから始めてみるのではいいのではないでしょうか

2-2.業務可視化に特化したベンチャー企業(MeeCap,Qasee)
業務可視化に特化した製品を開発しているベンチャー企業も多く存在します。その中でも、野村総合研究所と鹿児島銀行の合弁会社を親会社にもつMeeCap、UI/UXが秀逸であるQaseeが、導入実績が豊富です。
特徴としては機能が非常に豊富であり、QaseeはアクセスしたURLやファイル名まで把握でき、詳細な業務把握が可能です。MeeCapについては、最適な業務フローの自動生成や、業務手順書の自動作成など、業務改善につながる機能が搭載されています。一方で、年間数百万単位のコストを要し、コストが高いことが挙げられます

3.まとめ
業務可視化で、何を狙うかによって選定するツールは変わってきます。また、業務を詳細まで見れることはいいことなのですが、社員を監視しているようなイメージを持たれる可能性もございます。
会社のカルチャーに合う合わない等もあるため、まずは低機能・低コストの製品から始め、徐々にステップアップを図っていくことをお勧めします
