1.SEはコンサルタントに憧れる

SEをやっているとコンサルタントへの興味が非常に強くなります。現在SEで、コンサルタントへのキャリアチェンジを希望されている方も多いことでしょう。実際私もSEを4年半経験した後、戦略系のコンサルタントになりました。
2.SEとコンサルタントの違い

(1)SEはコンサルタントの延長でない
よく、システムコンサルタントはSEの延長と思われていますが、SEとコンサルタントはまったく違う職種になります。そこは多くの方が勘違いされていることかもしれません
SEとコンサルタントの主要な差異は下記となります
SE | コンサルタント | |
システム知識 | 必要 | あまりなくてもOK |
主要ツール | Excel | PowerPoint |
役割 | プロジェクト・ベンダ管理 | 分析、資料作成、提言 |
コンサルタントは分析・提言・資料作成が中心

SEは、ベンダーをうまく使ってプロジェクトを回すことが仕事であり、ベンダーの成果物レビュー等、システムの専門知識が非常に求められます。一方でコンサルタントは、ある事象に対して深く分析をし、それを紙におこして提言していくことがミッションである為、あまり専門知識がなくても、WEBで調べて妄想していけばやっていける世界です
3.コンサルタントへの準備方法
コンサルタントは紙が命

コンサルタントは 、使うツールがPowerPointが中心であることが特徴的になります。PowerPointで綺麗なスライドを作れなければいけないですし、当然ロジカルに組み立てられて、ぱっと分かりスライドでなければなりません。
その能力がコンサルタントは非常に長けており、すぐには身につかない能力の為、キャリアチェンジにあたって一番苦労する点かと考えております
真似ることが上達への近道

私もPowerPointをあまり使ってきておらず、非常に苦労しました。日々、先輩のスライドを真似してみたり、Slideshare等でいいなと思ったスライドは実際に自分で複製し、スキルを磨いて参りました。かの有名な経営コンサルタント、大前研一さんは、日立製作所からマッキンゼーに転職していますが、最初スライドがうまく描けず、社内のスライド10,000枚を複製してスキルを磨いたようです