1.はじめに
2016年は激動の一年でした。年初から日本株は大暴落、EUの離脱、トランプ大統領の誕生したり。一方、経済に目を向けると、人工知能の台頭による単純労働の剥奪が現実味を帯びてきています
安定した人生とは?改めて考えてみたいと思います。
私自身、両親が公務員という家庭に育ち、非常に安定した生活を送ってくることができました。そのため両親は、公務員あるいは会社員として一生同じところで勤め上げることこそが安定であると信じて疑わないです
ただし、それは20世紀の話であり、21世紀はそうではないと私は考えています。世間では安定と言われる大企業に就職できたものの、転職を2回繰り返した上、最終的に独立した私自身の考えを、ここで述べたいと思います
2.安定した人生とは?
キリンの首はなぜ伸びたのか?という話で有名な、生物学者ダーウィンは、こんな言葉を残しています。『変化に最も対応できる生き物が生き残る』。そして、世の中で唯一、普遍なことは、『変化する』ことです
このことは、ビジネスマンにも当てはまると考えています
どんな変化でも、対応できるオールラウンダーこそが、最も重宝される存在という訳です
3.1つの会社に勤め続けることはリスク
もはや、終身雇用がすでに崩壊しているということに気づいていない人はいないでしょう。どんな大企業も潰れる可能性がありますし、成果主義の評価指標が根付いてきつつある現代では、1つの企業に勤め上げることはリスクです
最も危険なのは、大企業のブランドにしがみつき、社内で異動を繰り返し、お払い箱となっている人です、企業に勤めていると、最初の数年はモチベーションを高く維持できますが、徐々になぁなぁになってしまいます
常に考えないといけないのは、自分自身は世の中に必要とされる存在なのか?給料に見合った成果は挙げられているか?会社のブランドを外しても、需要はあるか?です
今いる環境で得るものがないのであれば、転職も一つの手段です。目先の給料より、絶対的なスキルを得られることを選択した方が、安定に繋がると私は考えます
4.安定のためにやるべきこと
ビジネスマンというのは、プロフェッショナルであると私は考えます。なぜなら、労働の対価としてお金を得ているからです。プロフェッショナルである以上は、アマチュアに対して圧倒的な差を見せ付けなければいけません
営業マンであれば、圧倒的な売上をあげること。エンジニアであれば、圧倒的な知識、洞察力をもっていること。自分がやっている仕事に対して、パフォーマンスがあげられているか自問自答してみてください
至らない部分があるのであれば、土日を使って、キャッチアップすることが必要です。なぜならば、プロフェッショナルとしてふさわしくないからです。いらないプライドは捨てましょう。また、人からの意見を受け入れる素直さを持ちましょう
そうすれば、どのような変化が起きようと、それを生き抜くスキルは自然とついてきます